七月に流れる花、感想。短くてサクッと読める良書

どうも、今日は恩田陸さんの七月に流れる花を読みました。
この本はあまり読書をしていない方や時間がない方にはかなりおすすめです。

文庫本でしかも短いのでサクッと空き時間に読めます。

恩田陸さんについて

この本の作者は恩田陸さん。早稲田大学出身の女性の方でたくさんの小説を執筆なさっているようです。

おまけに賞も多数受賞しており、高い実力を持つ作家さんといえるでしょう。
代表作に夜のピクニックや木洩れ日に泳ぐ魚があるようです。

七月に流れる花の感想

さっそく本書の感想を書き下ろすこととします。ネタバレ注意。
最初から最後まで独特な雰囲気を持つ小説でした。序盤ではみどりおとこの存在が演出として面白かったです。

みんなは共通で知っているのに、主人公だけは真実を知らされない。そういう展開はワクワクしますよね。
冬の城だとか、夏の人だのそういうシンプルながら、興味をそそられるワードがちりばめられるのも良い。

知らない世界に迷い込んだ感覚がうまく表現されていて、とても感心しました。
その後、夏の城に着くのですがなかば強制的に集団的生活を強いられます。もちろん外には出られません。

小説において閉じ込められるというのは胸が高鳴りますね。クローズドサークルというのでしたっけ?最高ですよね。
ここから他の女の子たちと打ち解けるも、少女が消えてしまいます。やっとできた居場所が無くなってしまう消失感。

そして、毒殺の話を盗み聞きしたことで大きく場面がうごきます。
城の謎の風習も相まって、ぞっとしました。そこからふとしたことで死んだ鳩を発見。鐘の真実を知ります。

ウーン、理屈としては筋が通ってて納得できるのですが、現実に急に戻される感じがなにか物寂しい。
綺麗に物語を締めるのですが、綺麗すぎる。

今まで見てきたものと明かされる真実との世界観が違いすぎて驚き、最後に水路には別のものがたりがあることが示唆されます。
八月は冷たい城って作品が続編なのですかね?

そちらもぜひとも読んでみたいです。

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