【映画化】十二人の死にたい子どもたち、う~ん小説版は微妙かな【書評】

2019年2月20日

昨日、十二人の死にたい子どもたちの、映画版のキャストが発表されました。
2019年1月全国ロードショーだそうです。でも、僕は見に行くつもりはないです。

なぜかというと、この小説を僕は読んだのですが、あまりおもしろくないなと思ってしまったからです。
単純に読む前の期待が大きすぎたのもあるのかもしれません

目を引くタイトルにあらすじ、著者の名声。あらゆるところで僕の期待を高めてしまいました。
それがいざ読んでみるとあんまり面白くない。理由は数点あります。

単純に内容を理解できない

登場人物が12人いるのですが、そのひとりひとりの行動を覚えて、推理することが目的となります。
しかも、病院の場所や各階で起きたことを、順序立てて、理解しないといけないのが、かなりしんどい。

まとめ役がいてある程度の振り返りはしてくれるのだけれど、それでも、理解しきれませんでした。
イラストの一枚でも入れてほしかったです。ただこのことに関しては、僕の理解力が弱いからかもしれません。

病院に来た経緯が納得できない

思春期の子供たちという設定のため、ある程度、動機が弱くても悪くはないと思いますが、さすがに数人の理由はダメでしょ。
もちろん動機が弱いことが、ラストシーンにつながるのだけど、僕個人としては納得いかなかった 。

悪いところばっかり書くのはアレなので良い点を

最初に言った通り、12人の人間が出て来るのだけど、それぞれの人間の特徴をつかませる能力がすごく高いと思いました。
あれこの人どんな人だったっけ?なんて疑問は中盤くらいから消えて、それぞれの特徴を把握することができます。

それゆえに死にたい理由で拍子抜けしてしまったのですがね。

また、冒頭の引きはすごいです。いるべきでない人がいるっていうのはワクワクが止まりません。
他にも、人のいない取り壊しの決まった病院という設定や、地下での自殺の方法、投票システムは、素晴らしいアイデアだと思いました。

ちゃんと死ぬ気なんだという説得力があり、独特の緊張感が心地よかったです。
僕が期待してたのはギスギス間だったので、その点をうまく満たしてくれたところがあります。

感想

微妙って書いたけど、すごく惜しいって言った方がいいのかな?
それとハードル上げてたのと僕の理解力が乏しいのが悪かった気がします。

映像で見たらわかりやすくて、大化けするかもしれませんね。
設定はかなり好みだったので、この作者の別の本も機会があったら読んでみたいと思います。

小説, 書評

Posted by tahara