アニメ『賢者の孫』見終えた。
なろう系アニメということであまり期待してみていなかっただがいろいろやばかった。
制作会社はSILVER LINK。なぜか最近、アニメの大量生産に着手している会社。
作画が酷くてかなりひどいとかはあまり聞かないけど。
そんなわけで前置きは置いといて感想を。
主人公が痛い、不快、うざい
主人公シン=ウォルフォードが異世界転生してから物語が始まる。
養子として賢者に引き取られ、武術魔術を習得。天才となる。しかも王族とも知り合い。
ちなみにこの異世界転生という設定は以後なんの影響も及ぼさなかった。
ここまでの設定はまだいいのだけど都会に来てからの彼の行動はやりすぎ。
すぐ、「またオレ何かやっちゃいました?」を使ってごまかすけど、ネタになっていない。
この手の主人公が強いアニメの脚本なら、取り巻きが成長する姿を魅力的に書く必要があると思うのだが、めちゃくちゃ。
主人公の取り巻きは10人くらいいるのだが最後までシシリーとその友人、王子以外の必要性を感じなかった。
原作では活躍のシーンがあるのだろうか?
一応、アニメの最終話付近で無双を始めるが、キャラクター付けが弱くカタルシスを感じなかった。
脚本にも問題が
最初の3話くらいは、敵との戦闘ということもあってそこそこ面白かった。
なろうにありがちな露骨すぎる設定の敵だったけど、まあ悪くはない。
そこからはダラダラ修行パートをやりすぎた感がある。
普通にもっと主人公無双させても良かったのではないかな?
前述の通りキャラが多すぎて、扱いきれていないし、特におもしろい何かがあるわけではないので中だるみになっていた。
主人公とシシリーの結婚という事件はあったが、これも微妙。悪い意味でむずがゆかった。
ハーレムにならないからと言って評価は上がることなく割と不快。
あと最後の魔人討伐でチーム名を名付けるところは共感性羞恥が酷かった。
メイ、ミランダの声優がVtuberで酷い
6、7話くらいでVtuberが演じるアニメキャラが出てくるのだがまあ酷い。棒読みが過ぎる。
ミランダの回は出番の少なさもあって逆におもしろかったのだが、王子の妹メイは出番がある割に下手なのでくどかった。
あと7話くらいに特別ENDでVtuberのダンスEDが流れるのだがモーションが酷く、流れが意味不明なこともあって唖然とした。
ちゃんと出演先を考えてほしい。
OPが謎
OPが謎だった。ハチャメチャなMAGICでいいじゃないとかいうやつ。なんかIQが悪い意味で下がるOP。
深夜アニメということで対象はある程度の年齢だと思うのだが、何だこの歌詞はという内容。
このアニメはギャグアニメだよというスタッフの意志なのだろうか?
なんだかんだで耳に残るものだから成功は成功なのかもしれない。
感想まとめ
なろうアニメの中でもなろう感が強い作品だった。
なろうのやりすぎてギャグアニメになる感も薄く、ダメな方のなろうだと思う。
ちゃんとイマイチな作品だった気がする。スマホ太郎系。
まあ、なんだかんだ楽しんだのですけどね。
なろうの醍醐味はネットであーだこうだ言うことなのかもしれない。
最後まで見て感想を書きたくなる感は異常。